詳しいことはよくわからない上に、何よりDICEからの公式のアナウンスすらない状態なので、正直改善されるのかどうか怪しいこの問題ですが、当環境では「CPUのクロック周波数の固定」を行ってから起きなくなった(ような気がする)ので、今回はその方法を紹介したいと思います。
ということで、早速CPUのクロック周波数を固定していきたいと思うのですが、幾つか注意があります。
・AMD CPUは持っていないのでわかりません、ごめんなさい。
→4/25追記:AMD Catalyst Control Center内から出来るようです。
・これから紹介する方法はTurbo Boost(以下、TB)を搭載したCore i5 / i7が対象です。非搭載のIntel製CPUの方は、シンプルに"EIST"と"C1E"「EIST・C1E・C3(ACPI C2)・C6(ACPI C3)・Package C State Support」をBIOSから無効化して、省電力機能を無効化してください。(※省電力機能をオフにすると、具体的にどれくらいかは知りませんが、無負荷時の消費電力が上がるので、その点はご留意ください。)
→8/3修正:EISTとC1Eだけでは無効化出来ない(少なくとも当環境ではそうでした。)ようなので、該当箇所を修正。また消費電力増加についても追記しました。
それでは、説明を始めますが、ところでなぜTBの搭載非搭載で説明を分けたかといいますと、これまでの非搭載のCPUであれば、EISTとC1Eを無効化してしまえば、それで済んだのですが、TB搭載CPUの場合、EISTを無効化してしまうと、それの発展型であるTurbo Boostも無効化されてしまうからです。
これでは、最大で3.9GHz(尤も、4コア動作時は3.7GHzまでしか上がりませんが…。)まで上がるCore i5-4690も、ただの定格3.5GHzのCPUです。謎のカクつきが起きないようにしたいだけなのに、性能を落としてしまっては本末転倒です。
ということで、TBを生かしつつ、CPUクロックを固定していくために、まずBIOSからCPUのターボ倍率をOSに決定させるようにします。

マザボメーカーによって色々異なるとは思いますが、ターボ倍率をすべてのコアで同じにする旨の設定にします。倍率はAuto(自動)のままで構いません。
※注意
本来、TB倍率は動作コア数によって倍率が変わります。
例えば、私の使っているCore i5-2500K(定格3.3GHz)の場合、1コア動作時は3.7GHzまで上がりますが、4コア動作時は3.4GHzまでしか上がりません。しかし、この設定を行うことによって、4コア動作時でも3.7GHzまで上がることになり、+0.3GhzのOCになります。OCによる故障は保証対象外なので、もしかしたらこれで故障した場合、保証が効かないかもしれません。また、単純に発熱量が増えますので、CPUの冷却についても注意してください。
ということで、すべて自己責任でお願いします。
設定を保存したら、そのままOSを起動します。次に、電源オプションから、最小のプロセッサの状態と最大のプロセッサの状態をどちらも100%にします。

これで、CPUクロックの固定は完了です。CPU-Z等で常時固定できているかどうか確認するのをおすすめします。
では。
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